ずっと気になっていたトラベラーズノート。ついに手に入れて、使い始めた瞬間に分かった。「これは、沼だ」と。
革の手触り、使い込むほどに増す味わい、シンプルなのに自由度の高い構造。そして何より、“書く”という行為が少しだけ特別に感じられる。そのすべてが、日々の小さなことさえも大切に残しておきたくなる理由になる。

私は「飲みと健康の記録」としてノートを使い始めたが、今では“雑記帳”となっている。テーマは決めない。思いついた言葉、心にひっかかった出来事、ふと見た空の色、映画のセリフ。なんでも放り込めるこのノートは、まるで自分の思念の分身のようだ。
私が購入したのは限定の赤
幸運にも限定の赤を購入することが出来た
サイズはパスポートサイズ。手軽に持ち運べるサイズなのがいい
表面は渋い赤で高級感がある
裏は明るめの赤。表と裏で同じ赤色でも違いがあるのがいい

雑記帳という“自由”
私は、トラベラーズノートを“書くことにルールを設けないノート”として使っている。
今日の出来事を3行だけ書く日もあれば、見た夢を思い出しながら1ページ埋める日もある。
気になった居酒屋の名前、読んだ本の一節、ふと思いついたアイデアや言葉。
文章だけでなく行った先のスタンプを押すこともある

テーマはバラバラでも、不思議とページをめくるたびに「これは自分だけのかけがえのないストーリーなんだな」と感じる。
カスタマイズの楽しみ

トラベラーズノートの魅力は、その“拡張性”にもある。
リフィルを追加したり、ポケットをつけたり、旅先で手に入れた紙ものを貼ったり。
マスキングテープ、スタンプ、シール、手帳用インク。気づけば文具の沼にまで足を踏み入れていた。
私は今、無地のリフィルを2冊入れている。書くことで心が整っていく。さらに、ジッパーケースのリフィルも挟み込んでいる。ジッパーケースには紙幣を入れ、反対側にクレジットカードを入れている。
財布のように使うことも出来て便利だ。
経年変化も、楽しみのひとつ
まだ使い始めて間もないけれど、すでに革に少しクセが出てきた。
これから何年もかけて、このノートが自分の手に馴染んでいくと思うとワクワクする。
擦れた跡も、角の丸みも、全部が“自分だけの証”になる。そんなノート、他にはなかなかない。

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